Windows カーネルドライバの IOCTL 処理にアクセス制御不備の脆弱性 | ScanNetSecurity
2026.09.01(火)

Windows カーネルドライバの IOCTL 処理にアクセス制御不備の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月23日、WindowsカーネルドライバのIOCTL処理におけるアクセス制御不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月23日、WindowsカーネルドライバのIOCTL処理におけるアクセス制御不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

IOCTLインタフェースを実装したWindowsカーネルドライバ

 Carbon Blackの研究者により、第三者が提供する複数のWDF(Windows Driver Framework)、WDM(Windows Driver Model)カーネルドライバにIOCTL処理におけるアクセス制御不備の脆弱性が報告されている。

 WindowsのカーネルドライバにIOCTLインタフェースを実装することで、ユーザプロセスからカーネルドライバの動作の制御が可能となるが、カーネルドライバはシステムのすべてのリソースにアクセスできるため、その制御を行うユーザは一定の権限を持っていること、アクセスするリソースは一定の範囲のみ、といった制限の実装が重要となる。

 カーネルドライバーが、IOCTLリクエストの処理に関してアクセス権限の設定や入力データの検証を適切に行っていない場合、予期せぬユーザに操作されたり、想定外の動作をさせられたりする可能性がある。

 具体的な影響はカーネルドライバが提供している機能によって異なるが、ファームウェアの消去や改ざん、権限昇格などにつながる例が報告されている。

 JVNでは、ユーザが実施できる対策として、既知の脆弱性修正済みドライバの使用、最新のWindowsオペレーティングシステムの使用、サードバーティの脆弱なドライバのリストの活用を挙げている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構で使用していたUSBメモリが紛失、今後は使用禁止に

    独立行政法人医薬品医療機器総合機構で使用していたUSBメモリが紛失、今後は使用禁止に

  2. チューリッヒ保険に不正アクセス、ドライブレコーダーのデータをアップロードした最大1,668名の顧客の個人情報が漏えいした可能性

    チューリッヒ保険に不正アクセス、ドライブレコーダーのデータをアップロードした最大1,668名の顧客の個人情報が漏えいした可能性

  3. エスケーアイマネージメントへのサポート詐欺、Lanscope によるログ解析を実施し約4,000ファイルの削除を確認

    エスケーアイマネージメントへのサポート詐欺、Lanscope によるログ解析を実施し約4,000ファイルの削除を確認

  4. 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)に不正アクセス、外部機関からの情報提供で発覚

    国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)に不正アクセス、外部機関からの情報提供で発覚

  5. サンコーテクノのベトナム子会社にランサムウェア攻撃、サーバ及びパソコン内の各種ファイルの暗号化を確認

    サンコーテクノのベトナム子会社にランサムウェア攻撃、サーバ及びパソコン内の各種ファイルの暗号化を確認

ランキングをもっと見る
PageTop