Operation Blotless攻撃キャンペーンに注意喚起 | ScanNetSecurity
2026.07.26(日)

Operation Blotless攻撃キャンペーンに注意喚起

 一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月25日、Operation Blotless攻撃キャンペーンに関する注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向

 一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月25日、Operation Blotless攻撃キャンペーンに関する注意喚起を発表した。

 重要インフラなどを狙う「Volt Typhoon」の攻撃活動が2023年5月に公表されて以降、Living off the Land戦術を用いて長期間・断続的に攻撃キャンペーンを行うAPTアクターの活動への警戒が高まっており、JPCERT/CCでも2023年から日本の組織も狙う同様の攻撃活動(Operation Blotless)を注視している。JPCERT/CCでは、同攻撃キャンペーンの実行者はマイクロソフト社などが示すVolt Typhoonと多くの共通点があると考えているが、Volt Typhoonによる攻撃活動だけなのか、これ以外に同様の戦術を用いる別のアクターによる活動も含まれているのか、現時点で精査しきれていないという。

 Living off the Land戦術は、複数のAPTアクターが使用する戦術で、ランサムウェア攻撃のアクターも多用しており、特定のAPTアクターに限らず、さまざまな脅威への対策にもなることから、攻撃の手法や手順(TTP)について多くの情報が公開されている「Volt Typhoon」のTTP情報をベースに、JPCERT/CCがこれまでに対応した関連事案を含め、サイバーセキュリティ協議会の活動などを通じて把握している同攻撃活動への対応方法について解説している。

 Volt Typhoonによる攻撃活動については、現時点で国内外の専門組織が把握しているのは、政府機関や重要インフラ企業への将来の再侵入に備えて「侵入方法を開拓」することが活動目的で、基本的には認証情報の窃取(NTDSファイルの窃取など)が活動の中心となっている。

 Volt Typhoonによる過去の攻撃活動に対する侵害有無の調査は、通常のAPT事案対応よりも困難であることが想定されるため、「過去に侵害されたかどうか」を調査することの限界を認識した上で、本攻撃活動の想定される目的を踏まえ、「仮に過去に侵害されていたとしても、将来の破壊的活動における再侵入をされないこと」を目指すことを推奨している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. Docker 設定とルータ不具合が原因 ~ ワサビの開発環境端末に不正アクセス

    Docker 設定とルータ不具合が原因 ~ ワサビの開発環境端末に不正アクセス

  2. ランサムウェアの主因は ID 侵害 ~ ソフォス「ランサムウェアの現状2026年版」

    ランサムウェアの主因は ID 侵害 ~ ソフォス「ランサムウェアの現状2026年版」

  3. 富山県立大学の Microsoft 365 学生アカウントから大量の迷惑メール送信

    富山県立大学の Microsoft 365 学生アカウントから大量の迷惑メール送信

  4. アサヒグループホールディングスへのサイバー攻撃、システム障害などの影響で売上収益が想定を 600 億円下回る見込み

    アサヒグループホールディングスへのサイバー攻撃、システム障害などの影響で売上収益が想定を 600 億円下回る見込み

  5. 村田製作所 IT環境への不正アクセス、自動車保険の顧客情報一部が外部に漏えい

    村田製作所 IT環境への不正アクセス、自動車保険の顧客情報一部が外部に漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop