損保協会長とサイバー警察局長の対談「サイバー警察局便り」新版公開 | ScanNetSecurity
2026.03.14(土)

損保協会長とサイバー警察局長の対談「サイバー警察局便り」新版公開

警察庁は、「サイバー警察局便り R6 Vol.4」を公開した。今号では、5月31日に行われた損保協会長とサイバー警察局長の対談の内容を伝えている。

製品・サービス・業界動向 業界動向
「サイバー警察局便り R6 Vol.4」
「サイバー警察局便り R6 Vol.4」 全 1 枚 拡大写真

 警察庁は6月25日、「サイバー警察局便り R6 Vol.4」を公開した。今号では、5月31日に行われた損保協会長とサイバー警察局長の対談の内容を伝えている。

 この対談は、サイバー事案に係る被害の潜在化防止の観点から、一般社団法人日本損害保険協会の新納会長と警察庁サイバー警察局の大橋局長により行われたもの。サイバー空間の安全・安心の確保に向けて、相互の連携の重要性について意見を交換した。

 警察庁からは、サイバー空間をめぐる情勢や警察におけるランサムウェア被害への対応についての意見があった。警察庁はランサムウェア対策多国間会合(CRI)に参加しており、令和5年10月31日、11月1日に行われた第三回会合では、中央政府の権限下にある関連機関が「ランサムウェアによる金銭支払い要求に応じるべきではない」ことで意見が一致したことが伝えられた。

 また、サイバー事案の被害については、警察への通報・相談がためらわれる「被害の潜在化」の傾向があることを把握しており、警察では被害者に配意した事件捜査を行うとともに、被害復旧への貢献等の活動を推進し、被害の通報・相談がおのずと行われる社会的な機運の醸成を図っているとした。

 損保協会からは、サイバー保険の果たす役割や協会の取組について発言があった。サイバー保険は被害の補償のほか、被害の未然防止、損害の軽減、迅速な復旧等の機能を果たしているが、2023年度の調査では中小企業のサイバー保険加入率が5%程度と、欧米と比較するとまだ低い状況であるとした。

 損保協会の各支部では、サイバーリスクやサイバー保険に関する啓発活動を関係機関と連携して実施している。また、協会のホームページにサイバー保険特設サイトを設置し、被害を受けた際には、警察署やサイバー犯罪相談窓口への通報・相談を推奨しているとした。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「地域生活支援システム」に入力された約 500 名分のデータが滅失、異なる場所に保存する設定を行っていたことが原因

    「地域生活支援システム」に入力された約 500 名分のデータが滅失、異なる場所に保存する設定を行っていたことが原因

  2. 奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

    奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

  3. 攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

    攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

  4. 厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

    厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

  5. つくるAI の AWS アカウントに不正アクセス、Amazon SES を不正に操作しフランス語圏のユーザーにフィッシングメール送信

    つくるAI の AWS アカウントに不正アクセス、Amazon SES を不正に操作しフランス語圏のユーザーにフィッシングメール送信

ランキングをもっと見る
PageTop