富士フイルムヘルスケアアメリカ製 Synapse Mobility に Web パラメタの外部制御による権限昇格の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

富士フイルムヘルスケアアメリカ製 Synapse Mobility に Web パラメタの外部制御による権限昇格の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月20日、富士フイルムヘルスケアアメリカ製Synapse MobilityにおけるWebパラメタの外部制御による権限昇格の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月20日、富士フイルムヘルスケアアメリカ製Synapse MobilityにおけるWebパラメタの外部制御による権限昇格の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Christopher Alejandro(Moroco)氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

Synapse Mobility バージョン 8.0、8.0.1、8.0.2、8.1、8.1.1
※Synapse Mobility バージョン 8.2xおよび9.0は本脆弱性の影響を受けない

 富士フイルムヘルスケアアメリカが提供するSynapse Mobilityには、Webパラメタの外部制御による権限昇格の脆弱性(CVE-2025-54551)が存在し、本製品のユーザーが検索機能のパラメタを操作することで権限を昇格し、本来閲覧権限のないデータにアクセスできる可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、本脆弱性の影響を受けない「Synapse Mobility バージョン 9.0 または 8.2x」へアップデートするか、Synapse Mobility バージョン 8.0から8.1.1向けのパッチを適用するよう呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop