独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月24日、プリザンターにおける複数の格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。日本IBM X-Force Redの白橋朋弥氏と三井物産セキュアディレクション株式会社の柳生航平氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
プリザンター 1.4.20.0およびそれ以前のバージョン
※Commnunity EditionおよびEnterprise Editionのいずれも本脆弱性の影響を受ける
株式会社インプリムが提供するプリザンターには、下記の複数の格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在し、当該製品にログインした状態のユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性がある。
・添付ファイル項目のプレビュー機能における格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2025-58070)
・内容、説明項目およびコメント項目における格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2025-61931)
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお本脆弱性は、バージョン1.4.21.0で修正されている。
