独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月4日、複数のRoboticsware製品における引用符で囲まれていないファイルパスの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の松本一真氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
FA-Panel6 Rev17およびそれ以前
BA-Panel6 Rev17およびそれ以前
PA-Panel6 Rev17およびそれ以前
FA-Server6 Rev17およびそれ以前
Roboticsware PTE. LTD.が提供する複数の製品はWindowsサービスを登録するが、引用符で囲まれていない検索パスの脆弱性(CVE-2025-64151)が存在し、システムドライブ直下への書き込み権限を有するユーザによって、SYSTEM権限で任意のコードを実行される可能性がある。
開発者は本脆弱性に対応したパッチを提供しており、JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するよう呼びかけている。
