独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月28日、INZONE HubのインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の松本一真氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
INZONE Hub 1.0.10.3から1.0.17.0
ソニー株式会社が提供するINZONE Hubのインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまうファイル検索パスの制御不備(CVE-2025-64772)が存在し、インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版のインストーラを使用するよう呼びかけている。
