兵庫県は8月3日、公文書公開における個人情報の漏えいについて発表した。
これは同県ホームページで県政に関する提案を募集するさわやか提案箱に提案のあった意見に対し、6月6日に公文書公開の請求を受けたことから、個人情報等をマスキング処理して電子データにし7月29日に請求者に送信したところ、個人情報等が一定の手順で閲覧できる状態になっていたことが、請求者の関係者からの指摘で判明したというもの。
同県では、公開する文書をPDF形式にしてマスキング処理をした上で紙に印刷し、印刷された紙を改めてスキャンしてPDF形式で保存したが、2つの電子ファイルを公開用に1つの電子ファイルにまとめる際に、誤って、2つの電子ファイルのうちの1つを、印刷された紙をスキャンした電子ファイルではなく、印刷前の元の電子ファイルで作業し、公開用の電子ファイルを作成したという。
漏えいしたのは、2026年6月4日及び5日に受付処理されたさわやか提案箱へ提案された意見(6月3日午前7時から5日正午までの間に提案された計216件)のうち、氏名、住所、メールアドレスのいずれかが記載された意見を提案した92人の個人情報(氏名75人、住所48人、メールアドレス89人)。
同県では、対象者に事実関係を説明し謝罪する文書を送付している。
同県では、公文書公開の請求者とその関係者に電子データの削除を依頼している。
同県では今後、公文書の公開にあたっては電子ファイル送信前のチェックリストを作成して、正しい電子ファイルが添付されているかどうかを複数の職員で確認のうえ送信するなど手順の徹底を図るとともに、公開文書をPDF化してマスキング処理を行う際にも適切な処理方法を行い、個人情報等の非公開情報が判読できない状態を確実に確保することで、情報漏えい防止と個人情報保護の周知徹底を図るとのこと。

