人材不足に打ち勝つセキュリティ運用とは ~ DNP との対談で明かされる効果、テクマトリックスが Palo Alto Networks の Cortex XSIAM で提案する次世代 SOC | ScanNetSecurity
2026.10.01(木)

人材不足に打ち勝つセキュリティ運用とは ~ DNP との対談で明かされる効果、テクマトリックスが Palo Alto Networks の Cortex XSIAM で提案する次世代 SOC

サイバー攻撃の高度化・巧妙化に伴い、SOCには膨大なアラートが押し寄せるようになった。複数のセキュリティ製品から上がる情報を人手で分析し、対応するには限界がある。そこで注目されているのが、AIと自動化によるセキュリティ運用だ。

では、AIと自動化を実際の現場に組み込むと、セキュリティ運用はどう変わるのか。約4万5,000台のデバイスを運用する大日本印刷(DNP)が直面した「8つの壁」と、その乗り越え方から、AI時代のSOC運用の可能性に迫る。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
PR
テクマトリックス(株)ネットワークセキュリティ事業部第2営業部ネットワークプロダクツ営業2課主任鈴木 航平
テクマトリックス(株)ネットワークセキュリティ事業部第2営業部ネットワークプロダクツ営業2課主任鈴木 航平 全 1 枚 拡大写真

 EDR やファイアウォール、クラウドサービスなど、多様な領域から届くアラートを横断して相関分析しなければ、インシデントの全体像と因果関係は見えてこない。しかし、毎秒生まれる大量のログと、異常を知らせるアラートはときに SOC 担当者の手に余る。

 10 月 21 日 (水) から開催される Security Days Fall 2026 で、10 月 23 日 (金) にテクマトリックス株式会社 ネットワークセキュリティ事業部 第 2 営業部 ネットワークプロダクツ営業 2 課 主任の鈴木 航平(すずき こうへい)氏(写真)が「AI時代のSOCはどう変わる?DNPが実践したセキュリティ運用改革」と題した講演を行う。

 講演では、自動化を駆使して SOC オペレーターを強力に支援する Palo Alto Networks 社のセキュリティオペレーションプラットフォーム「Cortex XSIAM」が紹介される予定だ。鈴木氏に話を聞いた。

● 6 年のネットワーク経験を経てセキュリティ最前線へ

 鈴木氏は 2017 年にテクマトリックスに入社、約 9 年のキャリアを持ち、最初の 6 ~ 7 年間は、F5ネットワークスのロードバランサーや WAF といったネットワーク製品の営業とマーケティングを担当した。昨年から Palo Alto Networks 製品、特に Cortex 製品の主担当となった。ネットワークセキュリティの基盤となる製品群を扱ってきた経験は、統合セキュリティプラットフォームを提案する上で土台となることだろう。

● 15 年の実績と評価、一気通貫の支援体制

 テクマトリックスは Palo Alto Networks 製品を、2009 年の日本法人(パロアルトネットワークス株式会社)設立時からディストリビューターとして取り扱い、約 15 年の実績を持つ。

 一昨年度( FY24 )まで JAPAC(日本を含むアジア太平洋地域)でトップディストリビューターの地位にあり、FY23 と FY24 には 2 期連続で JAPAC Distributor Excellence Award を受賞。それ以前も含めると 7 期連続で JAPAN Distributor Excellence Award を受賞している。要は圧倒的に、日本での Palo Alto 製品の導入や運用の現場の課題に向き合ってきた企業ということだ。「 Cortex XSIAM に関することであれば、評価から導入、保守、運用まで一気通貫で技術支援ができます」と鈴木氏は語った。

● Cortex XSIAM が実現する自動化

 今回の講演で紹介される Cortex XSIAM(コーテックス エクサイアム)とはどのような製品なのか。

 「一言で言えば、次世代 SIEM です。SOC 業務の負荷を軽減します」と鈴木氏は説明する。「各社が使っているいろいろなセキュリティ製品から飛んでくるアラートを管理しきれない、さばき切れていないという状況を、XSIAM が自動化します」

 数百・数千のアラートを集約して相関分析を行い、単一のインシデントにまとめるのが Cortex XSIAM のひとつめの重要な機能だ。

 「 XSIAM は集約と相関分析に加えて、対応の自動化までできるのが最大の特徴です」

 分析され、統合されたインシデントは「ケース」として管理され、その重大度分けも自動で行われる。さらに、事前にワークフローである「プレイブック」を設定しておけば、特定のケースが発生した際に、これも自動で遮断等の対処が実行される。従来は人手で行っていたトリアージ、調査、封じ込め、復旧といったプロセスの多くを、プレイブックによっていわば自動運転できる。つまり、頻度の高い事象等に関して、人力を介さずに SOC オペレーションが完了する。

 Cortex XSIAM の最新バージョンでは、AI による自然言語での問い合わせ対応も実現しており、「このケースの概要は何ですか?」「対応案を緊急度別に挙げて下さい」といった質問に回答してくれる。大量のデータを網羅的に俯瞰して合理的分析を行うのは AI の得意とする領域だ。

 導入実績について鈴木氏は、具体的な数字は非公開としながらも「企業、自治体や行政を含めて導入実績があります」と述べた。既存契約と構築中のプロジェクトを合わせて複数の案件が進行しているという。

● DNPが直面した「8つの壁」~ AI でセキュリティ運用はどう変わったのか

 今回の講演は、Cortex XSIAM を導入して一定期間の運用実績を持つ企業が登壇し、鈴木氏と対談形式で行われる予定だという。そもそも SOC 自動化という言葉なり概念は、今まさにバズワードになりかけの段階である。2026 年秋の段階で AI 活用の SOC オペレーションに関する導入事例が聞ける機会は極めて少ない。

 今回の講演では、約 45,000 台のデバイスをグローバルに運用する大日本印刷株式会社( DNP )が登壇。Cortex XSIAM を活用したセキュリティ運用改革について、テクマトリックス 鈴木氏との対談形式でその実像に迫る。

 注目したいのは、単なる製品導入の成功事例ではないことだ。DNP が実際の導入・運用で直面した「 8 つの壁」をひも解きながら、AI や自動化をどのように実運用へ組み込み、乗り越えてきたのかを紹介する。

 さらに、運用を続ける中で見えてきた効果についても、定量・定性の両面から紹介する予定だ。AI は SOC の現場を本当に変えるのか。大規模環境で実際に使い続けてきた DNP だからこそ語れる、セキュリティ運用改革のリアルを聞ける機会となる。

 東京会場ではブース出展が行われ、Cortex XSIAM を含めた Palo Alto Networks 製品の展示や説明が行われる。

 攻撃の複雑性や量、そして速度に追いつけない SOC 運用の現場に Cortex XSIAM はどこまで有効なのか。実例とともに語られる次世代 SOC の可能性を、ぜひ会場で確かめてほしい。

 また今回テクマトリックスでは Palo Alto Networks 製品以外にも RSA、Arctic Wolf、Proofpoint、Tenable といった計 5 つのセキュリティソリューションにてそれぞれ展示、セッションが行われる。ぜひ併せて確認してほしい。

--

Security Days Fall 2026

東京会場(TAKANAWA GATEWAY Convention Center)
10.23(金) 14:10-14:40 | RoomC
AI時代のSOCはどう変わる?DNPが実践したセキュリティ運用改革
テクマトリックス株式会社
ネットワークセキュリティ事業部 第2営業部 ネットワークプロダクツ営業2課 主任
鈴木 航平 氏

大日本印刷株式会社
ABセンター サイバーセキュリティ事業開発ユニット 主席企画員
森 駿 氏

テクマトリックス株式会社 東京会場 他講演一覧

10.22(木) 13:30-14:30 | RoomF
AIエージェント時代のセキュア開発とガバナンス -AIを使いこなす開発者・セキュリティ人材の育て方-
テクマトリックス株式会社ソフトウェアエンジニアリング技術第2部 岩橋 祐介 氏

10.23(金) 13:30-14:30 | RoomE
「どこから直すか」に答えを出す、Tenable Oneを用いた組織横断のリスク可視化
テクマトリックス株式会社 第2技術部 サービスエンジニアリング課 スペシャリスト 佐野 恭平 氏
第3営業部 セキュリティプロダクツ営業2課 主任 村松 祐太郎 氏

10.23(金) 14:50-15:20 | RoomC
AI時代のランサムウェア対策最前線 ~実際の攻撃手法から学ぶEDR運用とインシデント対応~
テクマトリックス株式会社 ネットワークセキュリティ事業部 第3営業部 セキュリティプロダクツ営業3課 主任 野村 修也 氏

10.23(金) 15:30-16:00 | RoomC
生成AI時代の内部不正・情報漏えい対策 ~DLPで実現する安心・安全なAI活用~
テクマトリックス株式会社 ネットワークセキュリティ事業部 第3営業部 セキュリティプロダクツ営業1課 主任 渋谷 航平 氏

10.23(金) 16:10-16:40 | RoomC
AI時代における新たなセキュリティリスクへの対応 ~急速なAIの普及により生じる脅威と最も規制が厳しい環境への対応~
テクマトリックス株式会社 ネットワークセキュリティ事業部 第3営業部 セキュリティプロダクツ営業3課 主任 杉谷 祐也 氏

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「タイムズカー」に不正アクセス、運転免許証画像含む会員情報が第三者に取得されたことを確認

    「タイムズカー」に不正アクセス、運転免許証画像含む会員情報が第三者に取得されたことを確認

  2. 京王電鉄にランサムウェア攻撃

    京王電鉄にランサムウェア攻撃

  3. 長野県大町市デジタルアーカイブサイトに不正アクセス、オンラインカジノサイト誘導ページに改ざん

    長野県大町市デジタルアーカイブサイトに不正アクセス、オンラインカジノサイト誘導ページに改ざん

  4. 「ニッポンレンタカーアプリ」への不正アクセス、運転免許証情報が閲覧されたおそれも

    「ニッポンレンタカーアプリ」への不正アクセス、運転免許証情報が閲覧されたおそれも

  5. 「クロネコ代金後払いサービス」に不正アクセス

    「クロネコ代金後払いサービス」に不正アクセス

ランキングをもっと見る
PageTop