【第1回 ISP初、メールウイルスチェックサービス「PSINet VirusCheck」】〜Eメールゲートウェイでのウイルスチェック・ホスティングサービス〜(取材記事) | ScanNetSecurity
2024.05.08(水)

【第1回 ISP初、メールウイルスチェックサービス「PSINet VirusCheck」】〜Eメールゲートウェイでのウイルスチェック・ホスティングサービス〜(取材記事)

 PSINetでは、ウイルス対策用のアウトソーシングサービスとして、「PSINet VirusCheck」メールウイルスチェックサービスを始めた。今回は、そのPSINetで、このサービスについてのお話しをうかがった。お話ししてくださったのは、PSINetマーケティング本部の笹原奈津子さ

特集 特集
 PSINetでは、ウイルス対策用のアウトソーシングサービスとして、「PSINet VirusCheck」メールウイルスチェックサービスを始めた。今回は、そのPSINetで、このサービスについてのお話しをうかがった。お話ししてくださったのは、PSINetマーケティング本部の笹原奈津子さんと、青木大知さん。

1.メール内のウイルスをチェック

 PSINet VirusCheckは、メールに混入したウイルスを発見、除去するサービスで、まずは、メールホスティングサービスのオプションサービスとして提供される。メールホスティングサービスは、ユーザーの独自ドメインによるレンタルメールサーバサービスである。このサービスでは、メールホスティングサービスで管理しているメールアカウントに対してウィルスチェックを行い、ウイルスの感染ファイルを検知すると自動的に削除、送信・受信者に通知するようになっている。メールホスティングを提供するサーバと同じネットワークに、トレンドマイクロ社が提供するInterScan VirusWallのサーバを併設することで、メールにウイルスコードが混入していないかをチェック、安全が確認されたメールから、顧客企業のエンドユーザー毎のメールボックスへ転送されるようになっている。

 このサービスでは、まず主要機能のウイルス検知をトレンドマイクロから提供される最新のウイルス定義ファイル(以下パターンファイルと呼ぶ)に基づき実施。万が一、ウイルスが検出された場合には、感染ファイルを削除する。
 また、検知時には、ユーザーにメールにより通知、警告。その他、契約顧客ドメイン毎に管理者のぺージからウイルス削除の記録や、最新のパターンファイルが対応するウイルスの情報が参照可能。最新のウイルス情報やウイルスデータベースによる感染時の対処法の情報も提供される。
 メールのウイルスは送受信とも検出され、送信者には警告メール、受信者にはウイルスを含むファイルを削除した後のオリジナルメッセージに通知文を挿入する。もちろん、ウイルスパターンの更新はリリース時に実施される。未知のウイルスに対してもユーザーの希望により、ウイルスかどうかを解析・報告するサービスも行っている。

2.コストの面からシェアード(共有型)サービスが有利

 PSINetでは、トレンドマイクロがパッケージソリューションとして販売していたり、SI業者等によって感染を遠隔監視するサービスとともに売られていたりする機能をサービスとして提供している。 そこで、PSINetが、このサービスをはじめたきっかけについて話を聞いてみた。

サービスの詳しい内容
http://www.service.jp.psi.net/hosting/psiviruscheck.html

メールウイルスチェックサービス「PSINet VirusCheck」のお問い合わせ
e-mail sales@jp.psi.net
Tel. 03-5740-1122
Fax. 03-5437-5278

(詳しくはScan本誌をご覧下さい)

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  5. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  6. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  9. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  10. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

ランキングをもっと見る