ネットセキュリティ侵害の脅威、次の標的は携帯電話
Check Point Software Technologies社の欧州担当責任者Herve Bourgois氏は5月12日、セキュリティ侵害の脅威は現在のPCから携帯電話へと広がっていくと述べ、携帯電話の高速通信網を利用して発信源を隠蔽するハッカーが出てくるだろうと予測した。
同氏はさらに、今後
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同氏はさらに、今後、携帯電話のオンライン・サービスの利用を可能にするワイヤレス・アプリケーション・プロトコル(WAP)技術により通信量は増加し、次世代の無線通信ネットワークのベースとなるユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)技術がその処理速度を高めると説明した。
そして「一部の悪質なユーザが携帯電話でデータ・バンクの脆弱性を利用して侵入し、そこから窃取した情報をノート・パソコンに保管したり、ウイルスをまき散らす危険性がある」と指摘した。
さらに近い将来、携帯電話は銀行業務にも使用されるようになるため、セキュリティ・システムの搭載は必須になるだろう、と語った。
《ScanNetSecurity》