ネットの匿名性をゆるがす判決下りる(フロリダ州) | ScanNetSecurity
2026.11.01(日)

ネットの匿名性をゆるがす判決下りる(フロリダ州)

 フロリダ上訴裁判所は10月16日、オンラインの匿名性をゆるがす判決を下した。それは、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)はネット上に他人を誹謗中傷するメッセージを投稿した人物の身元を明らかにしなければならないというものだ。この判決に対し一部の批評

国際 海外情報
 フロリダ上訴裁判所は10月16日、オンラインの匿名性をゆるがす判決を下した。それは、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)はネット上に他人を誹謗中傷するメッセージを投稿した人物の身元を明らかにしなければならないというものだ。この判決に対し一部の批評家は、チャット・ルームにおける表現の自由に大きな制約を課すことになると反発している。

 事の発端は、Yahoo!のチャット・ルームにHvide Marine社の元最高経営責任者(CEO)Erik Hvide氏に関する匿名のメッセージが投稿された。同氏はその内容が自身と会社のイメージを損ねるものだとしてそのメッセージの発信者8名の身元を明らかにすることを求めた。他方、そのメッセージ発信者8名の匿名性確保を訴えていた米市民自由連盟(ACLU)は裁判所に対し、被告の身元を明らかにする前にそれらのメッセージが実際にHvide氏の名誉を毀損するものか否かの裁定を要求した。そして名誉毀損の事実がなかった場合、匿名性は守られるべきだと断じた。

 しかし裁判所は12日、被告の一人が利用していたISP、Yahoo!社とAmeirca Online社に記録の提出を求める召喚状の延期を解除したのだ。Yahoo!社とAmeirca Online社は双方とも裁判官の言うことには全て従うとコメントし、この訴訟を静観する見解を示した。Hivde氏の弁護士Bruce Fischman氏は「これでインターネット・ユーザは“少し考えてから発言する”ようになるだろう」とこの判決を賞賛した。
 ACLUの代理人を務めたLyrissa Lidsky氏はこの決定を驚きであり後退だと非難し、現在上告を検討している。


《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. ニフティの回線申込・受付管理システムに不正アクセス、最大54万2,513件の会員情報に影響

    ニフティの回線申込・受付管理システムに不正アクセス、最大54万2,513件の会員情報に影響

  2. 「お名前.com デスクトップクラウド」に不正アクセス、情報が公開された顧客に上限300万円の特別見舞金

    「お名前.com デスクトップクラウド」に不正アクセス、情報が公開された顧客に上限300万円の特別見舞金

  3. So-net 会員データベースに不正アクセス、会員情報214万1,986件が漏えい

    So-net 会員データベースに不正アクセス、会員情報214万1,986件が漏えい

  4. ヤマダデンキ提供の「ヤマダビデオ」「スマホゴールド会員」に不正アクセス、一時サービス停止

    ヤマダデンキ提供の「ヤマダビデオ」「スマホゴールド会員」に不正アクセス、一時サービス停止

  5. 「阪急百貨店・阪神百貨店予約サイト」に不正アクセス、約126万件の「H2O ID」個人情報が漏えい

    「阪急百貨店・阪神百貨店予約サイト」に不正アクセス、約126万件の「H2O ID」個人情報が漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop