5月のウイルス、不正アクセス届出状況について報告(情報処理振興事業協会)
情報処理振興事業協会(IPA)は6月7日、2001年5月のコンピュータウイルスの届出状況および不正アクセス届出状況について発表した。
発表によると、届出件数は1515件であり前月より約300件ほど増加、実害の割合は16.5%であり前月より2.5ポイントの減少となっていた。
脆弱性と脅威
脅威動向
発表によると、届出件数は1515件であり前月より約300件ほど増加、実害の割合は16.5%であり前月より2.5ポイントの減少となっていた。2001年1〜5月の届出件数は昨年の同期間より3倍となっている。
なお、ウイルス対策としてアンチウイルスソフトの「導入」「活用」「更新」を行うよう呼びかけており、あわせてデマウイルスに惑わされないよう注意も呼びかけている。
不正アクセス届出状況は、107件であり前月の約5倍となっている。この中で最も多い割合を占めているのは、Solarisに感染し、IISのセキュリティホールを攻撃する「sadmind/IIS WORM」による被害であり、その件数は93件であった。
ウイルス届出状況
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2001_06outline.html
不正アクセス届出状況
http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20010607/0105.html
《ScanNetSecurity》