【無料ツールで作るセキュアな環境(20)】〜ACIDのインストール〜(執筆:office、みっきー)
前回までで ACID を動作させるための環境を整備してきた。今回はいよいよACID本体の構築作業に取りかかる。
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まず以下の例に従って ACID と ADODB のそれぞれを解凍し、apache のドキュメントディレクトリ内の適当な場所に移す。本記事では、ドキュメントディレクトリを /home/httpd/html として、このディレクトリ内で ACID を構築する。
[work]$ tar -xvzf adodb111.tgz
[work]$ tar -xvzf acid-0.9.6b4.tar.gz
[work]$ su
Password:
[work]# mv ./adodb /home/httpd/html/
[work]# mv ./acid /home/httpd/html/
続けて、vi などのテキストエディタを使用して acid ディレクトリ内の acid_conf.php を開き、以下に従って ADODBライブラリに対するパスや、SQLデータベース関係のパラメータを、各自の環境にあわせて修正する。
・ADODBライブラリのパス
上記の例と同じように /home/httpd/html/adodbディレクトリに ADODBライブラリが存在するのであれば、以下の様に設定する。
$DBlib_path = "/home/httpd/html/adodb";
・データベースのタイプ
デフォルトでは MySQL が設定されている。MySQLを使用しているのであれば、手を加えなくてよい。
$DBtype = "mysql";
・スキーマ名
Snort のアラートを出力する SQLのスキーマ名を指定する。
前号までで解説した手順どおりに、Snortのアラートを出力するスキーマ名に "snort" を使用しているのであれば、以下のとおりに設定する。
$alert_dbname = "snort";
・SQLサーバの動作しているホスト
上のスキーマが存在する SQLサーバが動作しているホストを指定する。ACID をインストールしようとしているローカルホスト上に SQLサーバが存在するのであれば、以下のように "localhost" を指定すればよい。
$alert_host = "localhost";
・SQLサーバのリスンポート
SQLサーバがリスンしているポートを指定する。SQLサーバがローカルホスト上に存在するのであれば何も指定しなくてよい。
$alert_port = "";
・SQLにアクセスするユーザ名
Snort のアラートを出力するスキーマに対するアクセス権を持ったユーザを指定する。これまでの解説と同じ "snort" をユーザとして使用したのであれ
ば、この値も "snort" でよい。
$alert_user = "snort";
office
office@ukky.net
http://www.office.ac/
みっきー
micky@office.ac
http://www.hawkeye.ac/micky/
詳しくはScan本誌をご覧下さい。
http://www.vagabond.co.jp/c2/scan/
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