平成13年上半期の不正アクセス行為の発生状況等を発表(警察庁)
警察庁は、平成13年上半期の不正アクセス行為の発生状況等について発表した。それによると、本年度上半期に報告のあった不正アクセス行為は959件
で、前年の不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)施行後6か月間に比べ、27倍、924件増の大幅な増
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で、前年の不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)施行後6か月間に比べ、27倍、924件増の大幅な増加となった。このうち、特に際立つのは海外からの不正アクセス行為で、その件数は418件と全体の4割以上に上っている。これに対して同禁止法による検挙件数は、13事件(17件)、検挙人員は15人にとどまり、またその内容も識別符号(ID・パスワード等)の窃用によるものとなっている。これからみても、ホームページ改ざんなど、今回激増した悪質な不正アクセス行為の検挙、とくに海外からのアクセスの場合は、その刑法的な対処が困難なことがうかがえる。
http://www.npa.go.jp/hightech/fusei_ac6/hassei1308.htm
《ScanNetSecurity》