IE、Outlook Express で相次ぐ脆弱性 有効な対処は利用しないこと
IE でクッキーの内容をサイトから参照、変更可能な脆弱性が発見された。
Outlook Express でも、同じ脆弱性により、クッキー情報が漏洩、変更されてしまう可能性がある。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Outlook Express でも、同じ脆弱性により、クッキー情報が漏洩、変更されてしまう可能性がある。
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/frame_prekb.asp?sec_cd=MS01-055
これまで、何度となく、マイクロソフト社の IE 、Outlook Express などには致命的な脆弱性が発見されてきた。
その脆弱性をねらう「サイトを見ただけでパソコンが起動不能」「サイトを見ただけでウィルスに感染」など、一般のインターネット利用者にとって脅威となる事件が相次いだ。
web見ただけで被害を受ける「FUCK japanese」関連最新情報(2001.8.23)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/8/2669.html
Nimdaの脅威の本質 javaスクリプトだけ切っても自衛できない(2001.9.20)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/2849.html
複合的な攻撃、感染機能をもつウィルス Nimda(2001.9.19)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/8/2841.html
今回発見された脆弱性は、多くのサイトが利用しているクッキー情報を悪意ある第三者が参照、改変できるというものである。
個人情報の漏洩やなりすまし、いたずらなど、付帯してさまざまな事件に発展する可能性がある。
もちろん、随時パッチをあてたりするなどの方法により、こうした次々と発生する脆弱性を克服しつつ IE 、Outlook Express を利用することも可能である。
しかし、この問題への複数の対処方法を比較してみると、IE 、Outlook Express の利用は控えることが当面の対処としてもっとも簡単で効果的といえる。
[ Prisoner Langley ]
(詳しくはScan本誌をご覧下さい)
http://www.vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm
《ScanNetSecurity》