通信の安全性を実現する発光ダイオードを開発(東芝ヨーロッパ社) | ScanNetSecurity
2026.11.01(日)

通信の安全性を実現する発光ダイオードを開発(東芝ヨーロッパ社)

 東芝ヨーロッパ社とケンブリッジ大学の研究者チームが共同で一つの光子を送信する発光ダイオード(LED)を開発した。それにより、破られることのない量子暗号法の開発、そして盗聴の心配がない光ネットワークの実現が可能になると見られている。同研究チームによると、

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 東芝ヨーロッパ社とケンブリッジ大学の研究者チームが共同で一つの光子を送信する発光ダイオード(LED)を開発した。それにより、破られることのない量子暗号法の開発、そして盗聴の心配がない光ネットワークの実現が可能になると見られている。同研究チームによると、発光ダイオードは半導体製造技術を使用して製造され、近い将来、商業用に安価で製品化される予定だ。以前、開発された同様の製品は、非常に高額なレーザが必要となり、実用化には至らなかった。

 一つのみの光子を生成するLED は、コンピュータ・セキュリティにとって大変有益である。各光子は情報を伝送するために偏光される。そしてHeisenbergの不確定性原理により、その光子の状態を変化させずに光子を観測することは不可能なので、誰かがその光子を傍受した場合は明白となる。よってユーザは傍受されていないことを確認した上で、暗号鍵を共有することができる。

 Hurwitz Group のセキュリティ戦略責任者Pete Lindstrom 氏は「今回のLED技術により暗号作成者は、コード破壊グループの脅威に打ち克つことができるかもしれない。現在のコンピュータは、暗号解読のためにあらゆる実行可能な鍵の組み合わせを試す総当り攻撃を管理するほど強力ではない。さらに、量子計算のような技術の進歩は、暗号解読に要する時間を著しく短縮させる。だが、量子暗号化を使用することで、解読および傍受の問題を解決できる」と述べた。

《ScanNetSecurity》

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