セキュリティ・ソフトウェアを狙ったワーム(Symantec 社) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

セキュリティ・ソフトウェアを狙ったワーム(Symantec 社)

 アンチウイルス・ソフト開発会社Symantec 社によると、12月29日に
Maldal.D ワームが発見された。年末年始の休暇シーズンを狙って作成された同ワームは、アップデートを怠っているセキュリティ・ソフトウェアを攻撃する恐れがあるという。同ワームは比較的ゆっくりと感

国際 海外情報
 アンチウイルス・ソフト開発会社Symantec 社によると、12月29日に
Maldal.D ワームが発見された。年末年始の休暇シーズンを狙って作成された同ワームは、アップデートを怠っているセキュリティ・ソフトウェアを攻撃する恐れがあるという。同ワームは比較的ゆっくりと感染範囲を広げており、危険度中に分類されている。また、主に企業ネットワーク外において感染が報告されていることから、同社のセキュリティ担当研究責任者Steve Trilling 氏は「企業の多くは迅速にセキュリティ・ソフトウェアを更新したため、感染を免れたのだろう」と述べた。電子メール・スキャン・サービス会社MessageLabs 社は、1月3日午前11時までに同ワームのコピーを150件程捕獲したと報告している。

 Maldal.D は、自身のコピーを件名"ZaCker." のメールに添付し、Microsoft Outlookのアドレス帳を利用して感染活動を行う。添付ファイルを開けた場合、起動したワームはSymantec、McAfee やZone Labs のプログラムを含む一般のアンチウイルス・アプリケーションに関連したファイルを削除する。同ワームは、.exe、.doc や.jpg のような拡張子を持つファイルも削除する。PC ユーザはアンチウイルス・ソフトを最新版に更新し、また既にPC が同ワームに感染している場合は、アンチウイルス・ソフトを再インストールする必要がある。

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

ランキングをもっと見る
PageTop