英国のISP、サービス使用不能攻撃を受けて閉鎖(Cloud Nine 社)
英国のISP(インターネット・サービス・プロバイダ)Cloud Nine 社は先週(1月第2週)のサービス使用不能攻撃により、同社の事業を停止せざるを得ない旨を発表した。同社によると、その攻撃はかなり悪質でネットワークの再構築が必要となり、それには多額のコストがか
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開業6年目の同社は社員を解雇し、出来るだけ迅速に資産を売却する方針だ。同社のCEO(最高経営責任者)Emeric Miszti氏は、ISP Reviewに次のようなメッセージを投稿した。『今朝(1月22日)7時45分に弊社のインターネット接続停止を決定した。非常に残念なことだ。電子メール・サーバやドメイン・ネーム・サービスを含む弊社の主要サーバがサービス使用不能攻撃に遭い、我々はウェブサーバの復旧に向けて徹夜の作業をしたが無駄に終わった。今回の攻撃は、何千という英国のビジネスマンのみならず一般の人々が使用するサービスまでも妨害したのだ。つまり、この種の攻撃は万人に降りかかる恐れがある』
また、同氏は某メディアのインタビューに応えて「これは、一種のサイバーテロリズムだ。今回の事件の背後に誰がいるのか、まだ分からない。そして次の標的が誰なのかも分からない」と述べた。同社のドメイン・ネーム・サーバは、Surftime 社に移転する予定だ。
《ScanNetSecurity》