au 携帯に、第三者に位置情報などが漏洩する危険性
KDDIのauブランドで販売されているWAP2.0に対応する携帯電話で、情報が漏えいする問題が発見された。
製品・サービス・業界動向
業界動向
この問題は、auの携帯電話、C5001T、A3013T、A3012CA、A3011SA、C3001Hで、UP.Brower 1.0.6以前の物を搭載している機種に発生する。WAP 2.0で採用されたXHTMLは、記述されたページを表示する際にHTTP_REFERERを標準で送信するためにこの問題が発生する。WAP2.0端末はメールの送受信も可能となっており、URLが記述されたメールを受信した際に、メールを受信した端末で一番最後に表示していた無関係なページのURLをHTTP_REFERERに入れて送信してしまう。
これにより、それまで閲覧していたWebメールが公開される他、簡易位置情報とGPS位置情報が漏えいしてしまう可能性がある。
現在、この問題を修正したUP.Brower 1.0.7がリリースされているが、アップデートなどの詳しいスケジュールは公開されていないため、auに問い合わせを行う必要がある。
この記事は、下記の記事を参考にさせて頂きました。
記事提供者のすぎうらしろう氏には厚く御礼申し上げます。
Subject: auのWAP2.0端末によるHTTP_REFERERの誤送信について
http://member.nifty.ne.jp/marineblue/au.txt
《ScanNetSecurity》