【詳細情報】米国は「大規模なサイバー攻撃を受けても当然」- ロシア人ハッカーウェブサイトのポスティング
◆概要:
ロシア人ウェブサイトの最近のポスティングによれば、一部のロシア人は、米国が大規模なサイバー攻撃を受けても当然であると考えている。このコメントは、2002年7月末にロシア人ハッカーのウェブサイト http://www.xakep.ru に掲載されたもの。
国際
海外情報
ロシア人ウェブサイトの最近のポスティングによれば、一部のロシア人は、米国が大規模なサイバー攻撃を受けても当然であると考えている。このコメントは、2002年7月末にロシア人ハッカーのウェブサイト http://www.xakep.ru に掲載されたもの。
このコメントは、2002 年7月24日にオンライン公開された、Business Software Alliance (BSA、本社ワシントンDC) が米国で行った調査の結果に対するものである。BSAによれば、調査対象者は、企業のコンピューターセキュリティの直接的な責任者である。600人以上のIT専門家がこの調査に参加し、その大半(62パーセント)が「9月11日以来、米国企業に対する大規模なサイバー攻撃のリスクが増大した」と答えている。また、回答者の47パーセントが、今後12ヶ月の間に、米国を狙った大規模なサイバー攻撃が発生する可能性が高いと答えている。
この調査結果を受けて、ロシア人ハッカーのウェブサイトxakep.ruでさまざまなポスティングが行われた。そのひとつは、米国とロシアは「密接すぎる関係にある」ため、「米国で発生する事件は、ロシアにも影響する」としている。"ZA_CCCP"という名乗る人物(" USSRのために" の意、明らかなソ連擁護派)は、「これは朗報である。彼ら(米国)を攻撃する必要がある」と書いている。また、 -=Madboy=- という人物は、「強欲な彼ら(米国人)には自業自得である」としている。さらに、EpsiloN と名乗る人物は、「自業自得という意見には賛成だが、問題は強欲さではなく傲慢さである。自分の行為は、いずれ自分に跳ね返るものだ。彼ら(米国)も長崎と広島の苦しみを味わうことになるだろう!」と書いている。
xakep.ruサイトにポスティングされたこれらのコメントが、実際にロシア人ハッカーによるものであるかどうかは不明であるが、その可能性は高いと思われる。
◆情報ソース:
iDEFENSE Intelligence Operations, July 31, 2002
Xakep.ru (http://www.xakep.ru/post/15915/default.htm), July 26, 2002
Business Software Alliance - US Business Cyber Security Study (http://www.bsa.org/security/resources/2002-07-24.140.pdf), July 24, 2002
◆キーワード:
Crackers Cyber terrorists
Hacktivists Malicious code author
Whackers State sponsored
Actor: Other Hacker Group: Other
Incident: Crack Incident: Cyber terrorism
Incident: Destruction of data Incident: Information warfare
Al Qaeda Critical infrastructure protection/CIP
Terrorism Afghanistan
Japan Russia
United States
◆分析:
(iDEFENSE 米国) それぞれのコメントに関連性はないかもしれないが、ロシア人ハッカーの傾向がうかがえる。内部者の報告によれば、ロシア人ウイルス作成者LovinGODが、テロリスト集団アルカイダによる米国攻撃を称賛している(ID# 109900, June 17, 2002)。
※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
アイディフェンス社の iAlert サービスについて
http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml
情報の内容は以下の時点におけるものです。
【11:17 GMT、08、01、2002】
《ScanNetSecurity》