自動生成されたと思われる数百万件の携帯電話番号やアドレスなどが流出
>> プログラムで自動生成された電話番号とメールアドレスの可能性
製品・サービス・業界動向
業界動向
25日、携帯電話の電話番号、メールアドレスが数百万件インターネット上で閲覧可能な状態になっていることが発見された。
2chニュース速報版に掲載されたことで情報流出があきらかになった。編集部では同日中に状況を確認した。
流出した電話番号とアドレスは、ドコモ、j-phone。プログラムにより電話番号、アドレスを自動生成し、実際に発呼、送信することで、有効なものを特定していたと推定される。
大量のメールがあることと自動生成された可能性があることから、DM業者の保有するデータではないかと思われる。データ流出が発見されてから、多くの人間がデータをダウンロードしているため、このデータを悪用した活動が予想される。
また、いまだに、WinMXでの共有の可能性も高いと考えられる。現在、当該サービスは停止している。
>> イタチごっこのスパム業者と携帯電話会社
>> スパムシステムの導入を検討する不見識な公的機関まで登場
携帯電話各社は、PCからのメール送信をブロックする機構を盛り込んでスパムメール業者を排除するようにしている。
しかし、その一方では、すでに携帯電話各社のブロックを回避するようなシステムも開発され、イタチごっこの様相を呈している。
こうしたシステムで今回のアドレスが悪用される可能性もある。なお、緊急連絡用に一部の公的機関も導入を検討しているといわれており、当該機関の見識が疑われる。
>> 期待される調査権限をもった機関の対応
編集部およびスタッフは調査権限をもたないため、これ以上は事態を明らかにできないが、このような時のために調査機能を認められている官公庁および外郭機関により状況が解明され、事態が改善されることを期待する。
スパム業者に対する調査機能をもつ機関としては下記のような機関がある。
財団法人日本産業協会
http://www.nissankyo.or.jp/
財団法人データ通信協会
http://www.dekyo.or.jp/
《ScanNetSecurity》