11月のウイルス届出状況を発表(日本ネットワークアソシエイツ)
日本ネットワークアソシエイツ株式会社は12月4日、国内における2002年度11月度のコンピュータウイルス届出状況を発表した。11月全体では、大きな被害をもたらすウイルスは発見されておらず、最終週に発見された「W32/Korvar」も、韓国での感染状況と比較して、日本では
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同レポートよる今月の1位は、やはり「W32/Klez@MM」。全体の感染状況は特に深刻なものではないものの、個人のPCを中心に依然として蔓延し、また企業においても、社内にKlez感染コンピュータが残存している事が想像される。続いて、2位「32/Bugbear@MM」、3位「W32/Opaserv.worm」。「W32/Opaserv」の拡散方法は共有ファイルをたどることが多く、これも会社内に感染源が残存し、そのためなかなか駆除されない状態が蔓延していることが想像される。同社は、共有感染してゆくウイルスの阻止を緊要の課題であるとし、最近、企業ネットワークへの有害性が指摘されているスパムメールへの対応も含め、ネットワークセキュリティ上、今後、従来のウイルス対策だけでなく、プロトコル解析が非常に重要な要素になりつつあるとしている。
http://www.nai.com/japan/
《ScanNetSecurity》