【詳細情報】Project India Crackedが活動停止
◆概要:
世界中の反インド的ハッキング行為をトラッキングしてきたウェブサイト、Project India Crackedが活動を終了した。このサイトはシンガポールに住むインド人大学院生であるK. Srijith氏によって運営されていた(ID# 105333, Aug. 30, 2001)。
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世界中の反インド的ハッキング行為をトラッキングしてきたウェブサイト、Project India Crackedが活動を終了した。このサイトはシンガポールに住むインド人大学院生であるK. Srijith氏によって運営されていた(ID# 105333, Aug. 30, 2001)。
このサイトのアドレスは http://www.srijith.net/indiacracked/ で、3年近くの活動を経て2003年1月3日に閉鎖した。 Srijith氏によると、このサイトは「ハッカーグループによるインドのサイトに対する攻撃を認識してもらうため」に立ち上げたということで、「少なくとも部分的には」その目的を達したということらしい。このサイトは2000年4月28日に立ち上げられたが、Srijith氏によると3000件以上のハッカー攻撃をリストしていたという。
2002年11月末に、Srijith氏はFirst Monday Internetというニュースサイトに、「Analysis of the Defacement of Indian Web Sites(インドのウェブサイトに対する攻撃分析)」というタイトルで記事を掲載していた。彼自身はこの記事を「Project India Crackedの最新情報を集約したもの」とコメントしている。
◆情報ソース:
・iDEFENSE Intelligence Operations, Jan. 23, 2003
・Project India Cracked website ( http://www.srijith.net/indiacracked/ ) , Jan. 03, 2003
・First Monday (Internet journal) ( http://www.firstmonday.dk/issues/issue7_12/srijith/index.html ) , Nov. 29, 2002
◆キーワード:
Incident: Defacement India
Pakistan
◆分析:
(iDEFENSE 米国)Project India Crackedの閉鎖は、ハッカーグループの反インド勢力と反パキスタン勢力の動向や状況を理解する上でマイナスとなるものである。残念ながら、サイバー戦争が両者の間で激化した場合、Project India Crackedの必要性を感じることとなるだろう。Srijith氏のコメントは、非常に深い洞察に基づいたもので、インドとパキスタン両国の軋轢がサイバー世界に対してどのような影響を与えているかが明らかにされていた。
Project India Crackedのような特殊なハッキング行為トラッキングウェブサイトの閉鎖によって、Attrition.orgやAlldas、Safemodeといったより一般的なハッキングミラーサイトの閉鎖や活動停止を引き起こしている(ID# 107169, Jan. 25, 2002)。その結果、世界中で行われているハッキング行為のトラッキングサイトは、Zone-H ハッキングアーカイブだけとなってしまった。
※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
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情報の内容は以下の時点におけるものです。
【11:38 GMT、01、24、2003】
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