セキュリティホール情報<2003/04/10>
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脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
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※ 下記の情報は、SCAN シリーズの「Scan Daily EXpress」の見出しを転載したものです
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<プラットフォーム共通>
▽ Power Board
Invision Power ServicesのPower Boardバージョン1.1.1にはSQLインジェクションのセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、リモート攻撃者からfunctions.php スクリプトに悪意ある SQL コマンドを送信することよって機密性の高い情報を参照され変更されたり、消去される可能性がある。
▽ BEA WebLogic
BEAのWebLogic Enterprise 5.1、Web Logic Server 5.1x、Web Logic Express 5.1x のSSIServletに機密性の高い情報を参照される脆弱性が発見された。この問題が悪用されると、攻撃者からルートディレクトリ上の.jspや.jhtmlといったファイルのソースコードを参照される可能性がある。
▽ Opera
Operaのバージョン7.02ビルド2668にはバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。攻撃者は過度に長いURLを送信することによって、システム上で任意のコードを実行できる可能性がある。 [更新]
▽ apache 2
apache 2 は実装上の原因により、複数のセキュリティホールが存在する。攻撃者にこれらのセキュリティホールを悪用された場合、リモートおよびローカルから DoS 攻撃を受けたりファイル情報を奪取される可能性がある。 [更新]
<その他の製品>
▽ MAILsweeper
Clearswift社のMAILsweeper for SMTPバージョン4.3.6 SP1にはセキュリティホールが存在する。メールに不正なコードMIMEを作成することで、攻撃者はリモートからメールアタッチメントのフィルタ機能をバイパスできる。
▽ mIRC
Khaled Mardam-BeyのmIRCの6.03以前のバージョンには、ファイル名を偽装されるセキュリティホールが存在する。DCC (Direct Client Connection)接続時に制限されたファイル名を参照できるため、攻撃者は安全なファイルタイプに偽装した悪意あるファイルを作成できる。
▽ Orplex Guestbook
Orplex ConsultingのOrplex Guestbookは、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在する。リモートの攻撃者は"Name"と"Message"フィールドに不正なスクリプトを埋め込むことによって、ホスティングサイトへのクロスサイトスクリプティングを実行できる。 [更新]
▽ SETI@home
SETI@homeクライアントには、バッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者から任意のコードを実行されたり、クライアントを使用不能にされる可能性がある。 [更新]
<Microsoft>
▽ Winsock プロキシ サービス
Microsoft Winsock プロキシ サービスには、不正なパケットを送られることにより、コンピュータの CPU を 100% 消費する可能性がある。最悪の場合、悪意のあるユーザーによりDoS攻撃を受ける可能性がある。
▽ Microsoft VM
Microsoft VM (Virtual Machine)ビルド5.0.3809以前には、Bytecodeを正しく分析しないことが原因でセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者から任意のコードを実行される可能性がある。
<UNIX共通>
▽ mgetty
mgettyはfaxspoolやcnd-programに問題があり、複数のセキュリティホールが存在する。攻撃者にこれらのセキュリティホールを悪用された場合、リモートおよびローカルから権限を昇格されたり任意のコードを実行される可能性がある。
▽ AMaViS-ng
AMaViS-ngのバージョン0.1.6.2および0.1.6.3にメールを中継されるセキュリティホールが発見された。 [更新]
▽ samba
samba のStrnCpy () にはバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者が3 pname 変数に1024バイト以上のストリングを使用することでバッファオーバーフローを発生させ、権限を昇格される可能性がある。 [更新]
<SunOS/Solaris>
▽ Sun RPC
Sun RPCのXDRライブラリに整数オーバーフローの脆弱性が発見された。攻撃者にこの脆弱性を悪用されると、リモートからシステム上で任意のコードを実行できる可能性がある。 [更新]
<Linux共通>
▽ moxftp
moxftpは、Athena X interfaceのチェック機能が不十分でないことが原因でセキュリティホールが存在する。この問題が悪用されると、システム上で任意のコードを実行される可能性がある。 [更新]
▽ Kernel
Linux kernel は実装上の原因により、Linux kernel によって大量に生成される子プロセスに対して ptrace を使用することでセキュリティホールが存在する。攻撃者にこのセキュリティホールを悪用された場合、ローカルから権限を昇格される可能性がある。 [更新]
<リリース情報>
▽ Samba 日本語版 2.2.7b リリース 1.0
Samba 日本語版 2.2.7b リリース 1.0がリリースされた。
http://www.samba.gr.jp/
<セキュリティトピックス>
▽ 資料・統計
IPA/ISEC:システムのセキュリティ評価技術に関する研究開発
http://www.ipa.go.jp/security/fy14/evaluation/cc_system/cc_system.html
▽ 資料・統計
IPA/ISEC:プロセスアセスメント技術を適用したシステムセキュリティ評価技術の開発
http://www.ipa.go.jp/security/fy14/evaluation/sse_cmm/sse_cmm.html
▽ 資料・統計
IPA/ISEC:「セキュアなインターネットサーバーの設定と運用」のガイドライン公開
http://www.ipa.go.jp/security/fy14/contents/trusted-os/guide.html
▽ ウイルス情報
日本ネットワークアソシエイツ、W32/Deborm.worm.q
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virD.asp?v=W32/Deborm.worm.q
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《ScanNetSecurity》