Exel が House of Fraser で RFID を試験使用
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2004年2月20日 11:29 GMT
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2004年2月20日 11:29 GMT
Exel は House of Fraser 百貨店と協力して、小売業者の世界的供給チェーンでの RFID(Radio Frequency Identification)の試験使用に着手した。RFID は新技術ではないが、革新的な供給チェーン・ツールとしての可能性を感じている欧州や米国の複数の主要小売業者の注目を集めている。その技術の可能性が証明され、また完成されたわけではないが、Exel がそれに挑もうとしている。
Exel は英国の小売業者 Selfridges 百貨店と共同で行った RFID の制限付き試験使用を終え、今度は House of Fraser と提携して同技術の試験使用を開始する予定だ。しかし、 Selfridges の試験使用は英国内の車両およびコンテナ車の追跡に限定されていた。そこで House of Fraser の試験使用は "プロジェクト中国" と銘打ち、中国で生産される House of Fraser ブランドの衣料品を個々に追跡することで、その技術の研究をさらに進める予定だ。それにより、Exel は RFID が持つ十分な可能性を認識するようになると思われる。
RFID 技術は基本的にバーコード技術と同じく、タグとリーダを介して機能する。コンテナやケース、またそれらに入れる個々の製品に RFID タグを埋め込むか、あるいは添付できる。RFID リーダは適切な場所に固定されているか、あるいは商品を保管する倉庫か店のスタッフが携帯しており、タグからシグナルを読み取る。そこには、タグが付けられた製品や部品の ID や製造元などの情報が含まれている。
[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/
[翻訳:関谷 麻美]
(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
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