Windows ワームが ISP に与える損害 | ScanNetSecurity
2026.03.04(水)

Windows ワームが ISP に与える損害

John Leyden
2004年5月27日(木)13:27 GMT

国際 海外情報
John Leyden
2004年5月27日(木)13:27 GMT

 ネット・トラフィック管理会社のSandvine 社の報告書によると、今年一年間でコンピュータ・ワームによりインターネットサービス・プロバイダ(ISP)が蒙る損失額はおよそ 1億2300 万ユーロと推計され、同社は欧州のサービス・プロバイダが日常的に攻撃を受けていると報告している。

 一般的に、コンピュータ・ワームは企業ネットワークへの攻撃に関与している。しかし悪質なトラフィックはサービス・プロバイダのネットワークにも結びついており、インターネットのホームユーザのブロードバンド体験を台無しにする可能性がある。他方、コンピュータ・ワームの勃発により、ISP のサポート・セクションへの電話も殺到している。Sandvine 社によると、某日、欧州の ISP ネットワークを行き交う全インターネット・トラフィックの 5% から 12% が悪質なものだったという。

●損失額の計算

 Sandvine 社が欧州の顧客および他の業界の調査から導き出した測定基準によると、コンピュータ・ワーム攻撃により欧州のサービス・プロバイダが蒙る損失は 2004 年で 1億2300 万ユーロ以上、そして 2005 年には 1億5900 万ユーロを上回ると予測する。この問題により英国の ISP が今年一年間で蒙る損失額は 2240 万ユーロ。フランスの ISP は 1790 万ユーロ、そしてドイツの ISP は 2270 万ユーロと推計される。

 それらの見積もり額には、特殊戦略対応チームの費用、カスタマ・サポートのリソースの枯渇、膨大なトランジット・コスト、そして長期間に渡る損害、業界全体にわたって顧客の不信を募らせるブランド価値の失墜などが含まれる。コンピュータ・ワームによる金銭的損失の見積もり方法は一般に、極めて不正確と見なされている。しかしブロードバンド会社がコンピュータ・ワームにより財政的被害に見舞われている、という Sandvine 社の見解は極めて妥当と言えるだろう。


[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/

[翻訳:関谷 麻美]

(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

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