スパイウェアのスポンサーは一流企業?
5月9日付け『LA Times』が、『Fortune』500社に挙げられるような一流企業もスパイウェアのスポンサーを行っているという内容の記事を掲載した。
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『LA Times』によると、スパイウェアの駆除を行うラリー・イングラムは、先月、メルセデスベンツやオンラインの旅行会社Travelocity.comなどの広告が表示されるのに気付いたという。「企業側が気付かずに、不正な方法で広告活動を行う会社を利用してしまっている可能性もある」としているが、結局はなんらかの形で大企業がスパイウェアに資金を投入していると考える。
イングラムは、ミネソタ州のヘネピン郡で1万1000台のコンピュータのセキュリティサービスを行っているが、同じスパイウェアが別の企業500社でもインストールされていたと報告している。
メルセデスベンツとTravelocity.comともに、指摘された広告は、会社方針に違反して出されたものだとコメントしている。スパイウェアで広告が表示されるとなると企業イメージにも傷がつきかねない。メルセデスベンツでインターネット・マーケティングを担当するリサ・クーパーは、「スパイウェアのように見えることがないよう、新しい広告ネットワークのテストを行っている」という。
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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