連邦預金保険公社から漏洩した情報で不正に融資獲得
日本の預金保険機構に該当する、米国の連邦預金保険公社(Federal Deposit Insurance Corp:FDIC)が、過去から現在までのFDIC従業員の個人情報が漏れたと警告を行った。
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警告は6月10日付けで、約6000人に対して書面で行われたもので、これから12〜24ヵ月にわたり、信用情報などをチェックして欲しいと連絡した。2002年7月の時点でFDICに雇用されていたスタッフと元スタッフは、氏名、生年月日、社会保険番号、給与情報に、不正にアクセスされたようだ。結果、信用組合1行からの、融資獲得に利用されている。
通知では、漏洩は昨年初めに起こったようだ。18ヵ月近くも連絡がなかったのはなぜか不明だが、FDICでは“最近”事実が判明したと言っている。正確にいつ発覚したのか、いかにして起こったかは、明らかにしていない。
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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