ブログにまつわる法律相談室■第3回■
●「ブログストーカー」とは
特集
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「ブログストーカー」という言葉をご存知だろうか。ブログに投稿された情報を元に個人を特定し、ブログユーザー(ブログ投稿者)に対しストーカー行為を行うことである。
ところで、ストーカー行為とは、「ストーカー行為等の規制等に関する法律」(通称「ストーカー規制法」)上で「同一の者に対し、つきまとい等を反復してすること」と定義されている。
そして、「つきまとい等」は次のように述べられている。
・特定の者に対する恋愛感情などの好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的
・被害者が、当該特定の者又はその配偶者、直系の親族若しくは同居の親族その他社会生活において密接な関係を有する者である
その具体的行為は、以下8つのいずれかに該当する場合となる。
・つきまとい・待ち伏せ・見張り・押し掛け
・監視下にあることを告げる
・面会・交際を要求する
・粗野・乱暴な言動を行う
・無言電話、拒否されても連続して電話・ファクシミリを送信する
・汚物、動物の死体などを送付する
・名誉を傷つける
・性的羞恥心を侵害する
●ブログユーザーの被害
ブログストーカー被害に遭うのは女性が多い。顔写真を公開している場合は特に危険である。ある女性は、ブログで顔写真を公開し、近所のお薦め店の紹介をしていた。ある日、外出時に不審者に尾行され、怖くなって帰宅すると、その日の女性の行動内容が記されていたメールがやって来た、という話がある。
日記感覚で更新できる手軽さが、かえって危険を意識しづらくさせていると言えよう。自分のブログは、決して身内だけが見ているわけでない。日本中(日本語のわかる人なら世界中)から誰でもが閲覧できる。つまり、自分に何らかの危害を及ぼす可能性のある人間からも見られていることを心得ておくべきである。写真を掲載する場合は尚更である。
【執筆:株式会社アイドゥ 三原崇人・井上きよみ http://www.eyedo.jp 】
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全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
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