Kaspersky Anti-Virus EngineのCABファイル処理にリモートから攻撃可能な脆弱性が見つかる
サイバーディフェンス社からの情報によると、Kaspersky LabsのAnti-Virus Engineに、リモートから攻撃可能なヒープオーバーフローが見つかった。
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これにより、リモートから任意のコードが実行される可能性がある。この脆弱性に対する攻撃コードは実環境で確認されていない。パッチはリリースされておらず、暫定処置も公開されていない。
KAVエンジンのCABファイルパーサに脆弱性が存在する。サイズの大きいnon-nullレコードを含む、特定のヘッダフラッグが設定されたCABファイルを送信することにより、この脆弱性を攻撃することができる。
不正なCABファイルがKAVエンジンによってスキャンされると、ヒープオーバーフローが発生する。これにより、リモートから任意のコードが実行される可能性がある。これは通常、当該アンチウイルスアプリケーションのプロセスを実行したユーザの権限で実行される。
この問題は、cab.pplファイルのコピー処理の境界チェックが適切に行われないために発生する。
※この情報は株式会社サイバーディフェンス
( http://www.cyberd.co.jp/ )より提供いただいております。
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情報の内容は以下の時点におけるものです
【16:21 GMT、10、04、2005】
《ScanNetSecurity》