第3四半期のコンピュータセキュリティインシデントについて発表(JPCERT コーディネーションセンター)
JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、2005年7月1日から9月30日までに確認したコンピュータセキュリティインシデントについて発表した。
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第3四半期にあたる同期間中にJPCERT/CCが受けたコンピュータセキュリティインシデントに関する報告件数は667件。インシデント発生元に対する通知件数の対前期比は21.8%と増加している。
今期の特徴としては、TCP22番ポートに関する報告の増加を挙げており、同センターではその要因として、リモート管理などに用いられるSSHサービスに対するブルートフォースアタックが増加しているためと推測している。
種類別では、Web偽装詐欺などフィッシングに関する報告が75件と、前期同様、多数報告されており、同種詐欺が活発なまま推移している現状がうかがえる結果となった。
また、アクセス元地域別に関しては、6月頃より日本国内からのスキャンは減少し、中国からのスキャンが増加傾向にあると報告している。
http://www.jpcert.or.jp/press/2005/1107.pdf
《ScanNetSecurity》