狙い定めて一突き フィッシングからスピアフィッシングへ(1)ターゲットの絞り込みで被害が拡大 | ScanNetSecurity
2026.10.28(水)

狙い定めて一突き フィッシングからスピアフィッシングへ(1)ターゲットの絞り込みで被害が拡大

12月4日の『New York Times』が「Gone Spear Phishing」というタイトルで記事を掲載した。そもそもスピアフィッシングとは何だろう。これは、スパイウェアを利用してユーザの個人情報やデータを盗む手法で、米IBMが今年8月に発表した2005年上半期のセキュリティ攻撃の動

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12月4日の『New York Times』が「Gone Spear Phishing」というタイトルで記事を掲載した。そもそもスピアフィッシングとは何だろう。これは、スパイウェアを利用してユーザの個人情報やデータを盗む手法で、米IBMが今年8月に発表した2005年上半期のセキュリティ攻撃の動向によると、スピアフィッシングのようにターゲットを絞り、調整を行った攻撃件数は今年1月以来、10倍以上と急速に増加していると警告を行っている。

これまでウイルスは、ITシステムを鈍化させたり、不具合を生じさせるものだった。しかし最近では特定の組織や個人を攻撃し、重要データを無理に奪い取ろうとする傾向がある。「カスタム化」した攻撃で、企業に対して詐欺行為を行う、あるいは個人情報や知的財産、金銭を奪おうと企てたものだ。これらの攻撃は、被害を受けたことが報道されることにより、同時に企業などのイメージ低下や顧客の信用を失わせるという結果も招いている。

●情報を早急に提出しないと停職処分に

IBMだけではなく、e-mail関連のセキュリティを提供するMessageLabsの報告として、『Business Week』が7月11日号で、6月に61万2408件のスピアフィッシングを探知したと伝えている。1月はたったの56件だったというから、驚く勢いで増加している。

スピアフィッシングでは多くの場合、e-mailは企業の人事部もしくはITを担当する部署から送付されているという。例えば6月15日に、ある企業が攻撃を受けたが(企業名は明らかにされず)、自社内人事部からユーザ名とパスワードを報告するように求めるメールを送付しているように見せかけて、さらに、早急に通知しないと、停職処分にすると、半ば従業員を脅すような指示が行われていた。慌てた従業員は情報を提供。データを獲得することで、ハッカーは安全なネットワークから侵入できた。

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

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全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
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