「我が国におけるインターネット治安情勢の分析について」2005年度第3四半期分データを発表(警察庁)
警察庁のサイバーフォースセンター(CFC)は、インターネット治安情勢として定期的に発表している「我が国におけるインターネット治安情勢の分析について」を更新し、2005年度第3四半期分として公表した。
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同センターでは、全国の警察施設のインターネット接続点に設置されたファイアウォールおよび侵入検知システム(IDS)を24時間体制で監視し、攻撃状況等のデータ分析を行っている。
今報告によれば、同期における外部ネットワークからのファイアウォールに対する総アクセス件数は約1,408,000件(前期比約220,000件減少)、一方で侵入検知装置におけるアラートの総検知件数は約151,000件(前期比約15,000件増加)となっている。
ファイアウォールに対するアクセスでは、12月中旬にbot系ワームの感染活動と思われる一時的な急増が135番ポートに見られたものの、445番、139番ポートを含め全体的には引き続き減少傾向を示している。逆にIDSは、前期7月から増加し高い件数で検知している「SQL Slammer ワーム」が依然として活発で、前期比約13%増という結果となった。また「Scan」「BackDoor」「ICMP」については、それぞれ約17%減、43%減、23%減と、いずれも減少している。
http://www.cyberpolice.go.jp/detect/pdf/20060126.pdf
《ScanNetSecurity》