携帯ウイルスの危険性とその対応を探る 「第2回」 | ScanNetSecurity
2026.11.05(木)

携帯ウイルスの危険性とその対応を探る 「第2回」

昨年(2004年)の半ば頃に初の携帯ウイルス「Cavir」が登場して以来、多くの携帯ウイルスが登場してきている。ここでは主な携帯ウイルスの傾向と特徴、キヤリアなどメーカーの携帯ウイルスへの対応を3回に分けて連載で紹介していく。今回は2回目ということで、前回に引き

特集 特集
昨年(2004年)の半ば頃に初の携帯ウイルス「Cavir」が登場して以来、多くの携帯ウイルスが登場してきている。ここでは主な携帯ウイルスの傾向と特徴、キヤリアなどメーカーの携帯ウイルスへの対応を3回に分けて連載で紹介していく。今回は2回目ということで、前回に引き続き携帯マルウェアを紹介していく。


●現在までの主な携帯マルウェアの傾向と特徴 その2

・Commwarrior

 シンビアンOSの「シリーズ60」対応のワームで、BluetoothおよびMMS(マルチメディアメッセージング)で拡散する。国内でMMSに対応しているのはボーダフォンの携帯電話である。
Cabir同様、感染するとまず近隣のBluetoothデバイスを検索して、感染SISファイルを転送する。Comwarriorの送信するファイルのファイル名は、ランダムに変更される。そのため、ファイル名から感染を回避するのが難しい。
 MMSメールでの拡散時は、感染した携帯のアドレス帳からメールアドレスを探し、感染SISファイルを転送する。この添付ファイルは、画像やビデオ、オーディオファイルであるかのように表示されるが、これにはComwworirのインストーラが含まれている。
 最近のCommwarrior.Cでは感染経路にMMCが追加されている。これはセットされたMMCカードにCommwarrir.Cをコピーし、それを差し込んだ電話に感染行動をとる。また、SMS(ショートメッセージ)を受信したとき、その発信アドレスに向けて、Commwarrior.Cが含まれたMMSメールを送信するなど、より感染力を強めたものとなっている。

http://www.f-secure.com/v-descs/commwarrior.shtml
http://www.f-secure.com/v-descs/commwarrior_c.shtml

・DoomBoot

 シンビアンOSのノキアシリーズ60をターゲットにしたトロイの木馬。DoomBoot.AはCabir以降のトロイの木馬がCabirを生成して感染を広げるものが多いのに対し、Comwwarior.Bを配信するという特徴を持っている。MMSプラスBluetoothにより、その感染範囲は飛躍的に広くなることになる。
 Doomboot.AはシンビアンOS対応のDoom2のクラックバージョンを装っている。ユーザーがこれをインストールしても、なんらメッセージが表示されたり、アイコンが変わったりすることがない。そして、Comwworior.Bは、プロセスリストに表示されない。そのため、ユーザーは感染に気がつくことなく、Blutoothによる配信で1時間程度でバッテリが切れてしまうことになる。

【執筆:一条真人 http://www009.upp.so-net.ne.jp/showkun/ 】

──
(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 日本郵政グループ労働組合に不正アクセス、4万件以上の組合員情報が漏えい

    日本郵政グループ労働組合に不正アクセス、4万件以上の組合員情報が漏えい

  2. GMOペイメントゲートウェイ、ライフカード向けサービスで顧客情報一部流出の可能性

    GMOペイメントゲートウェイ、ライフカード向けサービスで顧客情報一部流出の可能性

  3. 松屋公式アプリに不正アクセス 会員情報等が漏えい

    松屋公式アプリに不正アクセス 会員情報等が漏えい

  4. ライフネット生命の一部システムに不正アクセス、KDDIが保有する顧客情報が漏えいした可能性

    ライフネット生命の一部システムに不正アクセス、KDDIが保有する顧客情報が漏えいした可能性

  5. 再開を断念 PHPの重大脆弱性受け「くみあいアプリ」がサービス終了

    再開を断念 PHPの重大脆弱性受け「くみあいアプリ」がサービス終了

ランキングをもっと見る
PageTop