トレンドマイクロ、ウイルス感染被害マンスリーレポートを発表
トレンドマイクロ株式会社は6月5日、5月度のウイルス感染被害マンスリーレポートを発表した。発表によると、5月のウイルス感染被害の総報告数は7,326件で、先月の7,039件より300件ほどの増加となった。ウイルスごとの報告数は減少傾向にあるため、新種や亜種が多く出現し
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5月には「防衛庁」や「日本経済新聞」を騙った成りすましメールが確認された。どちらのケースもメールにファイルが添付されており、ファイルを開くとウイルスに感染する。添付ファイルが実行されると別の不正プログラム「BKDR_PCCLIENT」を作成することが特徴となっている。バックドア機能を持つ「BKDR_PCCLIENT」は、ルートキットやキーロガーの機能を備えるプログラムをWindowsシステムフォルダに作成する。これらのウイルス自身にはメールを作成・送信する機能はなく、受信者をだますためにウイルスとは別に今回の成りすましメールが作成されたと考えられる。今後、ユーザを騙す手口としてこのようなソーシャルエンジニアリング的な手法を組み合わせ、より手の込んだものになり、危険性が高まっていく恐れがあるとしている。
トレンドマイクロ:ウイルス感染被害レポート - 2006年5月度
http://www.trendmicro.com/jp/
《ScanNetSecurity》