「顧客データベース暗号化に関する実態調査」についての結果を発表(サイファーゲート、マイボイス)
サイファーゲート株式会社とマイボイスコム株式会社は9月4日、「顧客データベース暗号化に関する実態調査」について共同調査した結果を発表した。調査方法はウェブ形式のアンケート調査で、対象は金融・保険業、運輸・通信業、サービス業において情報シテム業務に携わっ
製品・サービス・業界動向
業界動向
発表によると、顧客情報漏洩は事業継続性を左右しかねない重要な問題であると、ほぼ100%が認識しつつも、現状の情報セキュリティ対策ではいつかは漏洩が発生するのではないかと不安を感じているとの回答が65%となっている。
対策としては、ファイアーウォール、IDS、SSL等のネットワークセキュリティ対策はほぼ完了しているが89%、サーバールーム内の監視カメラや入退出管理等の物理的セキュリティ対策をほぼ完了しているとの回答は75%に上った。一方、顧客情報が格納されているデータベースへのセキュリティ対策については、上記より低い実施率となっている。
また、データベースへのアクセス監視・ログ監視は、金融・保険は88%、運輸・通信は83%が実施済みだが、データベース暗号化の実施率は他の対策と比較して低く、金融・保険で52%%、運輸・通信で44%、サービスでは28%にとどまっている。しかしながら、顧客データベース暗号化を情報セキュリティポリシー等に盛り込んでいる企業は全体で60%、金融・保険では75%を超えており、技術面でのデータベース暗号化の実装はこれから本格的になると予想される、と報告している。
http://www.ciphergate.co.jp/company/release_20060904.html
《ScanNetSecurity》