大規模ユーザー向けメール・セキュリティ専用アプライアンスを初投入(ISS)
インターネット セキュリティ システムズ株式会社(ISS)は4月2日、大企業およびサービス・プロバイダ向けに設計された同社初のメール・セキュリティ専用アプライアンス「Proventia Network Mail Security System MS3004」を発表した。
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同製品は、スパム対策にのみ重点を置きがちな既存ソリューションと異なり、最先端のIPSと同社独自技術の「ISS ウイルス・プリベンション・システム(VPS)」を組み合わせることにより、増え続けるセキュリティの脅威に対して、より包括的かつ事前防御型の防御システムを構築・提供するというもの。最小構成の2,500ユーザーから最大数万ユーザーまでの大規模ユーザーに対応。
スパム対策としては、多階層・10段階の分析プロセスで対応するほか、各社のメール・システム環境に合わせてカスタマイズ可能な20以上の分析モジュールを提供。加えて、世界中のスパムメール情報を基にした更新ファイルを1日8回配信することで、既知・未知のスパムメールを高精度で検出し駆除することが可能となっている。ウイルス防御では、統合されたVPSにより、新しい未知のウィルスの93%以上をアップデートなしで検出できるとしており、従来型のアンチウィルスエンジンとの併用で、安全なメール環境を提供する。また、侵入防御には同社独自のVirtual Patch技術を採用。個別の攻撃に対してではなく、脆弱性に対する防御方法をとるにより事前防御を実現している。
価格は3,170,000円(2,500ユーザー)〜。別途保守契約が必要。
http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press07/network_mss_20070402.html
《ScanNetSecurity》