TCP/IPに係る既知のぜい弱性を収集分析した調査報告書(改訂第2版)を公開(IPA)
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月12日、コンピュータをはじめとしたインターネットに接続する電子機器の情報セキュリティ対策を推進するため、「TCP/IPに係る既知のぜい弱性に関する調査報告書 改訂第2版」をサイト上で公開した。
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同書は、既に公表されているTCP/IPに係る既知のぜい弱性についての情報を収集分析し、詳細な解説書としてとりまとめたもの。ソフトウェアのプログラマ向けの実装ガイド、システムエンジニアやサーバ運用者向けの運用ガイドなども、個々の脆弱性の問題ごとに記載されている。
今回の改訂第2版では、新たにサービス妨害攻撃につながる可能性のある問題として、「PAWS機能の内部タイマを不正に更新することで、TCP通信が強制的に切断される問題」「Optimistic TCP acknowledgementsにより、サービス不能状態に陥る問題」「Out of Band(OOB)パケットにより、サービス不能状態に陥る問題」の3項目を追加し、計22項目のぜい弱性を掲載している。
http://www.ipa.go.jp/security/fy18/reports/vuln_TCPIP/index.html
《ScanNetSecurity》