「魔法のiらんど」がサービス再開、閲覧者はトロイの木馬感染の可能性も
株式会社魔法のiらんどは7月17日、同社が運営するモバイルコミュニティサービス「魔法のiらんど」が外部からの不正アクセスを受け、すべてのサービスを一時停止していた件で、7月17日12時にサービスを再開したと発表した。これは、7月5日23時にユーザからコンピュータ・
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7月6日11時頃には、社内にてコンピュータへの不正アクセスによるプログラムの改竄を確認。一度は撃退するも、その後複数回にわたって不正アクセスが確認された。その都度防御策を施すことにより、同日22時に不正アクセスは完全にストップした。さらに翌日、再び執拗な不正アクセスが確認されたため再度防御策を実施。以後、複数回に渡って、不正アクセスへの対処を繰り返し行ったが、7月8日10時に書き込みサービスを完全停止。閲覧のみのサービスに切り替えた。その後も不正アクセスは収まらず、同日18時30分、1999年に「魔法のiらんど」がサービスを開始して以来はじめて、サービスを全面的に停止した。
今回の不正アクセスにより、PCでアクセスしたユーザはウイルスに感染した可能性がある。これは「トロイの木馬」に分類される不正プログラムで、感染したPCに潜伏している可能性がある。ただし、このウイルスはオンラインゲーム「リネージュ」のユーザを対象とした不正プログラムであり、感染活動を行わない不正プログラムであるので他ファイルへの影響はない。しかし「リネージュ」をプレイした場合、そのアカウント情報の漏洩の恐れがある。
魔法のiらんど:不正アクセスに関するご報告とサービス再開のお知らせ
http://company.maho.jp/0717.htm
魔法のiらんど:不正アクセスによるサービス停止について
http://mainte.tosp.co.jp/index.htm
《ScanNetSecurity》