巧妙化する情報盗難の手口(1)特定個人を狙った攻撃が多発 | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

巧妙化する情報盗難の手口(1)特定個人を狙った攻撃が多発

不正に獲得した情報で金儲けできるということで、情報盗難事件の手口は巧妙になるばかりだと言われている。McAfeeが昨年末に発表した2007年のセキュリティへの脅威の予測でも、「マルウェアを専門家や犯罪組織が作成するケースが増加しているのは明らか」との現状につい

国際 海外情報
不正に獲得した情報で金儲けできるということで、情報盗難事件の手口は巧妙になるばかりだと言われている。McAfeeが昨年末に発表した2007年のセキュリティへの脅威の予測でも、「マルウェアを専門家や犯罪組織が作成するケースが増加しているのは明らか」との現状について触れていた。

また、最近の情報盗難の傾向だが、昨年10月にカナダのモントリオールで開催された“Virus Bulletin”の2006年度会議で、MessageLabsが、
・ターゲットを絞った組織に対して
・受信者のターゲットを絞って
・ゼロデイ・エクスプロイットを用いて
・非常に低いボリュームで
行われているとのプレゼンを行い、警告している。ウィルス対策ソフトで探知されないことが多い他、組織側でも気付かず、数ヵ月放置していることも多い。

このようにセキュリティ企業が警告する、最近の情報盗難の傾向についてみてみよう。

●ターゲットを絞って確実に攻撃

金儲けのためのインターネット詐欺において、大量にメールを送信するより、特定の企業や組織をターゲットにした攻撃は、過去2年間ほど増加している。例えば…

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

──
この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。

◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  2. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  3. 良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

    良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

  4. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

  5. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

ランキングをもっと見る
PageTop