NTT東日本、元社員の個人用PCから3万件以上の顧客情報が流出
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は9月20日、東京支店の元社員の自宅にある個人用PCがウイルスに感染し、PC内にあった無断で持ち出した同社の業務関連ファイルが、ファイル交換ソフト「Winny」ネットワーク上に流出していたことを9月4日に確認したと発表した。さらに
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流出した情報件数は、顧客情報31,096件(個人の顧客:19,821件、法人の顧客:11,275件)と、社員情報10,193件で、顧客情報には氏名(会社名)、住所、電話番号、銀行口座情報(4件)が、社員情報(同社グループ会社および元社員を含む)には氏名、所属組織、電話番号、メールアドレスが含まれていた。
同社ではこれまでも業務関連ファイルの社外への無断持ち出しの禁止や、顧客情報を格納した専用サーバへのアクセスを指紋認証により制限するなどの対策を行っているが、今回の事態から同社グループ社員を含む全社員に対して、ファイル交換ソフトの起動禁止および会社情報の検査・削除を行うツールを配布し、自宅PCにおける会社情報の保管禁止や、ファイル交換ソフトの利用禁止の徹底を行うとしている。
NTT東日本:お客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ
http://www.ntt-east.co.jp/release/0709/070920a.html
《ScanNetSecurity》