サイバー攻撃に神経をとがらせる米国 | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

サイバー攻撃に神経をとがらせる米国

米国の国土防衛と国民の安全のために設立された国土安全保障省。2001年9月11日に起きた同時多発テロをきっかけに生まれた機関で、国家の安全に極めて重要な役割を果たしている。この機関が、外国からのサイバー攻撃により、繰り返し侵入を受けており、ネットワークのセキ

国際 海外情報
米国の国土防衛と国民の安全のために設立された国土安全保障省。2001年9月11日に起きた同時多発テロをきっかけに生まれた機関で、国家の安全に極めて重要な役割を果たしている。この機関が、外国からのサイバー攻撃により、繰り返し侵入を受けており、ネットワークのセキュリティ維持のために利用している業者が、適切に業務を行っていない可能性もあるとして、下院国土安全保障委員会から調査を求めていることが明らかになった。

業者のサイバーセキュリティ能力について疑問を投げかけたのは、下院国土安全保障委員会のベニー・トンプソン委員長だ。国土安全保障委員会の監察官に対し、

・2005年に『Time』誌が報じた国防省のシステムへの中国のハッカーからの攻撃
・2006年、商務省と国務省のネットワークへの、中国とみられる海外からの侵入を受けた
・2007年6月、『Financial Times』が報道した、中国人民軍による国防省のネットワークへのハッキング

など、国外からのサイバー攻撃にさらされていることを挙げて、セキュリティ問題の可能性を21日付の書簡で指摘している。

委員会では4月30日に既に独自で調査を開始しており、その結果…

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
──
※ この記事は Scan購読会員向け記事をダイジェスト掲載しました
購読会員登録案内 http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?w02_ssw

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  9. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  10. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

ランキングをもっと見る