Linux Kernelの脆弱性に関する検証レポートを公開(NTTデータ・セキュリティ) | ScanNetSecurity
2025.12.25(木)

Linux Kernelの脆弱性に関する検証レポートを公開(NTTデータ・セキュリティ)

 NTTデータ・セキュリティ株式会社は10月31日、「Linux Kernelのtruncate関数、およびftruncate関数の脆弱性に関する検証レポート」を公開した。このレポートは、Linux Kernelが使用するtruncate関数およびftruncate関数に脆弱性が存在することが発見されたのを受けたも

製品・サービス・業界動向 業界動向
 NTTデータ・セキュリティ株式会社は10月31日、「Linux Kernelのtruncate関数、およびftruncate関数の脆弱性に関する検証レポート」を公開した。このレポートは、Linux Kernelが使用するtruncate関数およびftruncate関数に脆弱性が存在することが発見されたのを受けたもの。この脆弱性により、ローカル環境において一般ユーザに攻撃コードを実行され、管理者権限グループを奪取される可能性がある。

 この脆弱性は、Linux Kernelの2.6.22未満のバージョンが影響を受けるとされており、同社では「Red Hat Enterprise Linux Server release 5」および「Linux Kernel 2.6.18-8.e15」をターゲットシステムとして検証を行った。検証は、ターゲットシステムに一般ユーザでログインし、ftruncate関数の脆弱性を利用した攻撃コードを実行し、その結果、管理者権限グループで操作することが可能となった。なお、この脆弱性には「CVE-2008-4210」が割り振られており、Linux Kernelを2.6.22以上にアップデートすることで対策できる。

http://www.nttdata-sec.co.jp/article/vulner/pdf/report20081104.pdf

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  2. 給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

    給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

  3. バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

    バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

  4. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

  5. ハウステンボスへの不正アクセス、サーバ内のファイルの一部が暗号化

    ハウステンボスへの不正アクセス、サーバ内のファイルの一部が暗号化

ランキングをもっと見る
PageTop