名古屋大と共同で次世代ハッシュ関数アルゴリズムを開発(ソニー) | ScanNetSecurity
2026.11.03(火)

名古屋大と共同で次世代ハッシュ関数アルゴリズムを開発(ソニー)

 ソニー株式会社は12月15日、国立大学法人名古屋大学岩田哲准教授と共同で、デジタル署名などの暗号技術を構成するための要素技術として安全性が高く実装性能が高い、ハッシュ関数アルゴリズム「AURORA(オーロラ)」を開発したと発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
 ソニー株式会社は12月15日、国立大学法人名古屋大学岩田哲准教授と共同で、デジタル署名などの暗号技術を構成するための要素技術として安全性が高く実装性能が高い、ハッシュ関数アルゴリズム「AURORA(オーロラ)」を開発したと発表した。

 「AURORA」は、ソニーが開発した安全で効率性の高い共通鍵ブロック暗号「CLEFIA(TM)」で培ったブロック暗号設計技術を応用し、最新の解析技術に配慮して設計された安全性の高い圧縮関数と、それらの圧縮関数を組み合わせる先進的なドメイン拡張技術が特長。圧縮関数では、データの攪拌(かくはん)性能の高い複数の変換関数を接続することで、既存の攻撃への耐性を高めているほか、圧縮関数の内部はバイト単位の演算を基本とし、さらに繰り返し構造を積極的に採用することで各種の実装形態に適した設計となっている。

 またドメイン拡張技術では、圧縮関数同士を効率よく接続することにより、さまざまな出力サイズに対応するとともに、期待される安全性を満たしたハッシュ関数を構成。この結果、ソフトウェア実装、ハードウェア実装の両方で高速・高性能化に成功し、同じ出力長に対応した主要なハッシュ関数SHA-2と比較しても、多くの実装形態で性能を低下させることなく、より高い安全性を実現したとしている。

 同社と名古屋大学はこの成果をもって、米国標準技術研究所(NIST)が公募している次世代ハッシュ関数の選定プロセス(通称SHA-3 Competition)に応募しており、「AURORA」は候補アルゴリズムの一つとして正式に認定された。

http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200812/08-151/index.html

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 他の職員のIDとパスワードを使用し複数回にわたり庁内共有フォルダに不正アクセス、上司の印影の偽造も

    他の職員のIDとパスワードを使用し複数回にわたり庁内共有フォルダに不正アクセス、上司の印影の偽造も

  2. AI を活用した総点検で発見 ~ デジタルアーツのクラウドサービス運用環境に不正アクセス

    AI を活用した総点検で発見 ~ デジタルアーツのクラウドサービス運用環境に不正アクセス

  3. ヤマダデンキ提供の「ヤマダビデオ」「スマホゴールド会員」に不正アクセス、一時サービス停止

    ヤマダデンキ提供の「ヤマダビデオ」「スマホゴールド会員」に不正アクセス、一時サービス停止

  4. ユミルリンクのメール配信サービスの一部サーバシステムに不正アクセス、延べ5,162万8,280件の情報が流出

    ユミルリンクのメール配信サービスの一部サーバシステムに不正アクセス、延べ5,162万8,280件の情報が流出

  5. セキュリティに高い優先順位を置いていたとは必ずしも言えない経営者が変化成長していくドキュメンタリー

    セキュリティに高い優先順位を置いていたとは必ずしも言えない経営者が変化成長していくドキュメンタリー

ランキングをもっと見る
PageTop