WindowsのSMB脆弱性に関する検証レポートを発表、システムクラッシュ確認(NTTデータ・セキュリティ)
NTTデータ・セキュリティ株式会社は9月9日、WindowsのSMB(Server Message Block)のDoS攻撃に対しての脆弱性に関する検証レポートを発表した。
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SMBとは、ファイル共有やプリンタ共有に利用されるプロトコル。この脆弱性により、システムがクラッシュさせられ、結果、BSOD(Blue Screen of Death:ブルースクリーン)を引き起こさせられる危険性があるとしている。影響を受けるOSは、Windows Vista(32bit/64bit版全バージョン)、同Server 2008(32bit/64bit/Itanium版全バージョン)。
検証では、ターゲットとしてWindows Vistaと同Server 2008 SP2の両日本語版を用意。ターゲットシステムのSMBに対して細工したパケットを送信することで、リモートからシステムをクラッシュさせ、ブルースクリーン状態を引き起こすことができるかを検証した結果、それに成功している。対策としては、現時点では修正プログラムがリリースされていないため、SMBを無効にするかファイアーウォールで接続を制限することを推奨している。
http://www.nttdata-sec.co.jp/article/vulner/pdf/report20090909.pdf
《ScanNetSecurity》