システムの安全性・信頼性を確認できる「信頼性自己診断ツール」を公開(IPA)
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)は9月11日、情報システムの供給者と利用者の双方がシステムの安全性・信頼性に関する作業の実施状況を診断することができる「信頼性自己診断ツール」を開発し、その第1版をWebサイ
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同診断ツールは、2009年9月4日に経済産業省が発表した「情報システムの信頼性向上に関する評価指標」に準拠した初めてのツール。主に情報システム供給者と利用者を対象にしており、用意された質問に回答していくことで、システム構築の安全性・信頼性に関する作業の実施状況やシステム自体の信頼性を確認することができるというもの。
診断結果は各回答の得点を棒グラフで表示すると共に、全回答を14個の診断項目に配分し、それぞれを得点率でレーダーチャートに表示するため、視覚的にも判りやすく理解しやすい。また、このチャートには、標準的なシステムに求められるスコアも並行して表示されているため、標準レベルに比べてどこが劣っているか、優れているかも把握できる。
診断対象システムは、他に代替することが困難なライフラインなどの重要インフラシステム、企業活動の基盤となる企業基幹システム、その他システムとなっており、質問数は82問。動作環境はWindows XP/Vista、Excel2003/2007。IPA SECのサイトよりダウンロードが可能(利用者登録が必要)。
http://sec.ipa.go.jp/press/20090911.html
《ScanNetSecurity》