2009年9月のマルウェアランキングを発表、偽セキュリティソフトにも言及(キヤノンITソリューションズ) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

2009年9月のマルウェアランキングを発表、偽セキュリティソフトにも言及(キヤノンITソリューションズ)

 キヤノンITソリューションズ株式会社は10月22日、ESETがまとめた2009年9月のマルウェアランキングを発表した。9月の1位は「Win32/Conficker」で、検出された脅威全体の約8.76%を占めている。2位は「INF/Autorun」(約7.53%)、3位は「Win32/PSW.OnLineGames」(約6.

製品・サービス・業界動向 業界動向
 キヤノンITソリューションズ株式会社は10月22日、ESETがまとめた2009年9月のマルウェアランキングを発表した。9月の1位は「Win32/Conficker」で、検出された脅威全体の約8.76%を占めている。2位は「INF/Autorun」(約7.53%)、3位は「Win32/PSW.OnLineGames」(約6.36%)で、トップ3に変動はなかった。

 トップ1の「Win32/Conficker」は、元々はWindowsの脆弱性を悪用して感染を広げるネットワークワームだったが、セキュリティが不十分な共有フォルダやリムーバブルメディア経由で感染を広げる亜種の登場により被害が拡大したもの。レポートでも、「最新のパッチを適用する」「Autorun機能を無効にする」「共有フォルダに適切なセキュリティを設定する」という簡単な対策を実践すれば、Confickerに感染するリスクは最小限に抑えることができるため、そろそろ終息に向かってもおかしくはないという見方をしている。その他、4位〜10位も大きな動きはなく、ほぼ前月と同じ顔ぶれ。

 近況においては、急増する偽のアンチマルウェアソフトを取り上げ、その脅威が広がっている現状を報告。Twitterアカウントを自動的に作成し、Twitterの注目キーワードや「ReTweet」機能を使用して自動的につぶやきを投稿する行為の出現や、これら偽ソフトを配布するグループが、悪質なSEOポイズニングを行った事件が複数発生していることなどを紹介し、注意を促している。

http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware0909.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

    アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

ランキングをもっと見る
PageTop