Web改ざん目的が明確に、感染被害は昨年より減少、2010上半期レポート(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロ株式会社は7月5日、2010年上半期および6月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。レポートによると、上半期の不正プログラム感染被害の総報告数は9,885件で、昨年上半期の28,628件から減少した。「WORM_DOWNAD」に代表される単純に自
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また、6月の不正プログラム感染被害の総報告数は1,774件で、4月の1,403件から増加した。先月は2010 FIFAワールドカップが開幕したが、「ワールドカップ2010関連のスキャンダル、添付ファイル参照」といったスパムメールも確認されており、添付ファイルを実行するとワールドカップとは無関係なサイトが開かれる。同時にユーザに気づかれないように裏で別のURLに接続し、PDFファイルやJAVAファイルをダウンロード、さまざまな不正ファイルを作成する。これらのファイルが実行されると、偽セキュリティソフトをインストールしたり、FTPのパスワードが盗まれたりする。6月の感染報告数ランキングは、1位が「WORM_DOWNAD(59件)」、2位が「MAL_HIFRM(22件)」、3位が「MAL_OTORUN(21件)」、4位が「HTML_ALLAPLE」および「TROJ_FAKEAV」(ともに20件)となっている。
http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20100702082212.html
《ScanNetSecurity》