有名な脆弱性を悪用するマルウェアが多数ランクイン--マンスリーレポート(カスペルスキー)
株式会社Kaspersky Labs Japanは8月3日、2010年7月の「マルウェアマンスリーレポート」を発表した。レポートでは、2種類のマルウェアランキングが公開されている。ユーザのPC上で検知されたマルウェアのランキングでは、上位10位までは先月から大きな変化はないが、11位
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15位にはCVE-2010-0806の脆弱性を悪用するエクスプロイトの新しい亜種「Exploit.JS.CVE-2010-0806.aa」、17位には全く新しいタイプの詐欺の一部として使用され、主に正規のフリーソフトウェアを装って拡散する「Hoax.Win32.ArchSMS.ih」がランクインしている。一方、インターネット上のマルウェアランキングでは、12種の新たなマルウェアがランクインした。2位には、最近3カ月にわたって世間を騒がせたスクリプトダウンローダであるPegelの新しい亜種「Trojan-Downloader.JS.Pegel.bp」がランクインした。また、ランキングに入っているプログラムの半数はエクスプロイトで、そのうち8種類はCVE-2010-0806、CVE-2010-3867、CVE-2010-1885など有名な脆弱性を悪用するものとなっている。
http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207581626
《ScanNetSecurity》